TREホールディングス㈱ およびリバー㈱、埼玉県美里町と包括連携協定を締結
TREホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表:阿部光男、以下「当社」)、当社連結子会社のリバー株式会社(本社:東京都墨田区、代表:松岡直人、以下「リバー」)、埼玉県美里町(町長:原田信次、以下「美里町」)は、同町における地域循環共生圏の実現、および地域の活性化を目的とした協働事業を推進すべく、3者間において「環境課題等に関する包括連携協定」(以下、「本協定」)を締結し、2025年11月13日(木)に調印式を行いましたのでお知らせいたします。
1.締結の背景
美里町は埼玉県北西部に位置し、南部には山間地帯、北部には田園風景が広がるなど、自然豊かな景観を形成しています。同町では、この恵まれた自然環境と調和した持続可能なまちづくりを目指し、令和4年3月に「美里町環境基本計画」を策定しました。将来像として掲げる「自然と共生し、地球規模の環境問題に対応するゼロカーボン・ゼロウエイストのまちへ」の実現に向け、中長期的な環境施策に取り組んでいます。
リバー児玉事業所では、2016年より美里町から小型家電の引き渡しを受けたことに端を発し、現在では同町の「小型家電・家庭用プラスチック製品・金属ごみ・バッテリー(充電式製品を含む)の回収事業」において、幅広く町民から回収された使用済製品のリサイクル循環を担っています。他にも、地域に根差した事業活動を通じ、地域の資源循環の促進に貢献してきました。
さらに、美里町の「再資源化率の向上」や「災害廃棄物の処理」といった幅広い課題に対し、多様な廃棄物の処理・再資源化にワンストップで対応でき、かつ復旧・復興支援の実績がある当社グループの役割は大きいと判断し、美里町、同町と事業の協力実績のあるリバーに、当社を加えた3者による包括連携協定を締結するに至りました。
2.本協定の概要
■目的
3者で協働事業を推進することで環境問題や地域課題の解決を図り、地域循環共生圏の実現並びに地域の活性化を推進する
■主な協働事項
⑴ カーボンニュートラル及びサーキュラーエコノミーの実現に関すること
⑵ 自然環境の保全に関すること
⑶ 災害時の協力に関すること
⑷ 環境教育に関すること
⑸ その他、上記の目的を達成するために必要な事業に関すること
3.今後の展望
当社は、第2次中期経営計画において「WX(Waste Transformation)環境企業への挑戦」を掲げています。WXとは、廃棄物処理における技術的・採算的課題を克服し、資源やエネルギーへと変換する取り組みであり、動脈・静脈の枠組みを超えた“共創”によって、高度循環型社会および脱炭素社会の実現を目指すものです。
当社は今後も、廃棄物処理・再資源化に関する高い専門性とスケールメリットを活かしながら、地域社会を含む広範な資源循環の課題解決に取り組み、高度循環型社会ならびに脱炭素社会の実現を目指してまいります。